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執筆者の写真順大 古川

藤原繁子 「光る君へ」人物事典056

【目次】

藤原繁子(ふじわらのしげこ)

まずは、NHK公式の紹介を引用して、大河ドラマ上での設定を確認しておきましょう。


藤原兼家の妹。兼家の娘・詮子が懐仁親王を出産すると、乳母に任じられた。


懐仁親王は一条天皇のことです。

ドラマではオミットされていますが、なにげにバカ兄弟道兼との間に娘・尊子(一条天皇女御)をもうけています。

あと、ロバート実資にディスられた平惟仲と再婚します。

とはいえ、天皇の乳母になって従三位までなっているので、女房ティアはSの勝ち組です。


キャスト:山田キヌヲ

宮崎県出身の女優。大河ドラマは初出演です。



15回「おごれる者たち」ごろの繁子

一条天皇のいたずらにぷんぷん怒っています(『枕草子』132段)。



この間の長徳四年(998年)、娘の尊子が一条天皇に入内します。


28回「一帝一后」(999~1000年)ごろの繁子

長保二年(1000年)8月20日、前に一条天皇に入内していた娘の尊子(道兼と繁子の娘)が女御となります。


定子が亡くなった長保二年12月16日、病気気味の詮子を道長が見舞っていたとき、詮子の世話をしていた繁子が邪霊に取り憑かれて狂い、叫び声を上げながら道長に掴みかかりました。、、、なんじゃ、そりゃ⁉️

行成によると、繁子の奇声は、道隆あるいは道兼に似ていたとのことですが(『権記』)、あいつら、、、どんな声してたんだ⁉️



30回「つながる言の葉」((1002~)1004年)ごろの繁子

夫の平惟仲が大宰帥となって九州に下っているので、繁子もいっしょに九州に行っています。

長保五年(1003年)

夫の平惟仲が九州の田舎モンに訴えられて、大宰帥をクビになりそうになったので、猛然と「夫をクビにしないで運動」をします。

まあ、結局クビになるんですが。



解説:実際の藤原繁子・その後の繁子

生没年不詳

「平安時代中期の女官。

藤原師輔(もろすけ)の娘。円融天皇女御(にょうご)藤原詮子につかえ,一条天皇の乳母となる。藤原道兼との間に娘尊子(一条天皇の女御)をもうけた。典侍,従三位。藤三位とよばれる。のち平惟仲(これなか)と再婚,寛仁(かんにん)3年(1019)まで消息がある。」(国史大辞典)


寛弘二年(1005年)

3月14日、夫の平惟仲が、トイレに行ったとき腰をケガしたことが原因で死にます。この知らせを聞いたロバート実資は、惟仲を全力でディスります


年表

謎。


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