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沖縄県の歴史:農業

更新日:2023年8月3日



なぜ沖縄で農耕が始まった?

先日の歴史部で、次のような質問を受けました。


「沖縄は地形的に農耕に適さないから、日本が弥生文化となったときも貝塚文化が継続したのなら、なんで鎌倉・室町時代ごろに農耕ができるようになったのですか?」



沖縄南部の地形・河川と平野がない


のぶた先生「……ん~。なんでだろうね?」


というわけで、沖縄の農耕の開始についての研究史をざっと調べてみました。


安里進氏が、グスク時代(12世紀~15世紀)に大和人が流入してきて本格的な農耕が始まったとし、

来間泰男氏が、琉球古代(グスク時代)には本格的な農耕が始まったとは断定できないとしている、

という状況のようですね。


今度、以下の本で確認しておきます。


確認できたら、追記します(追記しました 2023/08/03)


安里進『琉球の王権とグスク』(山川出版社)

『沖縄県の歴史(県史)』(山川出版社)

来間泰男『グスクと按司』上・下(日本経済評論社)














【2023/08/03 追記】

先日紹介した、安里進『琉球の王権とグスク』(山川出版社)を読んでみましたが、今回の農耕に関わる記事はありませんでした。



本屋さんで新しめの本(宮城弘樹ほか編『大学で学ぶ 沖縄の歴史』吉川弘文館・2023)を見つけました。吉川弘文館の本で研究者の方々が執筆しており、各章の参考文献も挙げられているので、沖縄市の概要を確認するときに使いやすそうです。


この本によると、沖縄で農耕を始めるのが遅かった理由は、地形などが農業に適さなかったというよりも、むしろ海産物などの資源が豊かだったという点に求められていますね。


11世紀に農耕が始まった理由を島外の人々が流入してきたことに求めている点は、前回の記事と同様です。

面白かったのが「島の社会は、おそらく1世代または2世代程度の短期間で、急速に農耕社会へと移行したと考えられる」(37p)という部分でした。そんなに短い間で農耕社会になるもんなんですね。













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