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執筆者の写真順大 古川

藤原文範 「光る君へ」人物事典054

【目次】

藤原文範(ふじわらのふみのり):栗田芳宏

まずは、NHK公式の紹介を引用して、大河ドラマ上での設定を確認しておきましょう。


康保4年(967)に公卿となる。


まひろの母方のひいおじいちゃんです。

ちやはから見たら、おじいちゃんです。

藤原文範の父は藤原元名で、母は藤原扶幹(すけもと)の娘です。


59才でようやく公卿になった人です。

ドラマの中でのポジションがよく分からない人ですねえ。。。

なんか、老人になっても口うるさい系の人だったみたいなんですが。。。

909年生まれなので、登場人物中の最長老です。


第1話では、文範が、まひろの父為時が自分を推薦する文を、円融天皇の御前で読み上げていました。

その自推文に式部省の人事を批判する部分があったので、円融天皇が「余の政治が良くないというのか、ああん」的なこと言って怒っていました。

文範からしたら、社長円融も出席する人事部会議で、かわいい孫娘の無職ダンナ為時の就活エントリーシートを読み上げたら、

社長円融がバチギレして、場の空気が凍りついたということです。

もっとがんばれよ、為時……



栗田芳宏(くりたよしひろ)

1957年生。日本の俳優、演出家です。(Wikipedia


解説:史実としての藤原文範

文範の三男為信の娘(ドラマでは「ちやは」)が、まひろ父為時と結婚していますが、

文範の二男為雅の娘は藤原義懐と結婚しています。

為時と義懐は、いっしょに花山天皇の蔵人となりました。

義懐は花山天皇の叔父にもあたります。


年表

909年:1歳。誕生。

940年:32歳。昇殿。

941年:33歳。蔵人(朱雀天皇)。

957年:49歳。昇殿。

966年:58歳。蔵人頭(村上天皇)。なお、道長が生まれた年。

967年:59歳。正月20日、参議。

970年:62歳。文範の仕丁が冷泉院の御厨人と闘乱する。

973年:65歳。ひ孫のまひろが生まれる。


円融上皇の造宮別当を務めている(977年)ん、おかしくね?

987年、正月16日、辞表を提出します。

989年、正月、兼家の大饗に出席したときに、みんなを感動させます。

994年:86歳。封五十戸を加給。

996年:88歳。3月28日、死去。


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