【目次】
藤原文範(ふじわらのふみのり):栗田芳宏
まずは、NHK公式の紹介を引用して、大河ドラマ上での設定を確認しておきましょう。
康保4年(967)に公卿となる。
まひろの母方のひいおじいちゃんです。
ちやはから見たら、おじいちゃんです。
藤原文範の父は藤原元名で、母は藤原扶幹(すけもと)の娘です。
59才でようやく公卿になった人です。
ドラマの中でのポジションがよく分からない人ですねえ。。。
なんか、老人になっても口うるさい系の人だったみたいなんですが。。。
909年生まれなので、登場人物中の最長老です。
第1話では、文範が、まひろの父為時が自分を推薦する文を、円融天皇の御前で読み上げていました。
その自推文に式部省の人事を批判する部分があったので、円融天皇が「余の政治が良くないというのか、ああん」的なこと言って怒っていました。
文範からしたら、社長円融も出席する人事部会議で、かわいい孫娘の無職ダンナ為時の就活エントリーシートを読み上げたら、
社長円融がバチギレして、場の空気が凍りついたということです。
もっとがんばれよ、為時……
栗田芳宏(くりたよしひろ)
1957年生。日本の俳優、演出家です。(Wikipedia)
解説:史実としての藤原文範
文範の三男為信の娘(ドラマでは「ちやは」)が、まひろ父為時と結婚していますが、
文範の二男為雅の娘は藤原義懐と結婚しています。
為時と義懐は、いっしょに花山天皇の蔵人となりました。
義懐は花山天皇の叔父にもあたります。
年表
909年:1歳。誕生。
940年:32歳。昇殿。
941年:33歳。蔵人(朱雀天皇)。
957年:49歳。昇殿。
966年:58歳。蔵人頭(村上天皇)。なお、道長が生まれた年。
967年:59歳。正月20日、参議。
970年:62歳。文範の仕丁が冷泉院の御厨人と闘乱する。
973年:65歳。ひ孫のまひろが生まれる。
円融上皇の造宮別当を務めている(977年)ん、おかしくね?
987年、正月16日、辞表を提出します。
989年、正月、兼家の大饗に出席したときに、みんなを感動させます。
994年:86歳。封五十戸を加給。
996年:88歳。3月28日、死去。
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